こんにちは 院長の中野です。
「弟切草」が咲いていたのでパシャリ。その名前に秘められた伝説も存在しますが、茎や葉は止血などの民間薬として使われてきたもので基本的には薬草です。

4月から新生活が始まったり、職場の環境が変わった方もいると思います。疲れがたまる時期なので普段よりも自分の体の声に耳を傾けてあげることが大切ですね。

5月に入ってから「生理が月に2回あった」「生理が1か月近く続いている」などいわゆる「月経不順」を主訴に来院される方が増えました。まずは子宮頚癌や子宮体癌などの悪い病気が潜んでいないかどうか、妊娠していないか(生理と思っていた出血が妊娠初期の出血だったりします・・・!)を確認しますが、ストレスなどによって排卵がうまくいかなくなることによる不正出血が多いです。強いストレスがかかると、脳の視床下部という排卵の指令を出す部分がうまく働かなくなり、排卵しなくなることがあります。ストレスを感じていませんか?と尋ねても何もないと答える人も多いですが、明らかにストレスがかかる状況下にいるだろう人もいます。身近な人に自分の環境を話してみて、自分が無理し過ぎていないか客観的な意見を聞いてみるのもいいかもしれませんね。また、体重が急に増えたり減ったりした場合や、激しい運動をしたときにもそのようなことが起こったりします。女性の体は敏感ですね!

不正出血が続く場合には、貧血になっていないかどうかをチェックしたり、一時的にホルモン剤を内服して頂いたりします。心配なことがあったら気軽に相談にいらしてくださいね。
院長:中野章子